冬キャンプの寒さ対策はしっかり行なっていますか?
特に電源なしのキャンプ場では気を使いますよね。
冬キャンプは虫もいないし星空は綺麗だし、何よりみんな大好き焚き火タイムが最高なイベントです。
しかし、慣れていない初心者キャンパーの方は気をつけた方がいいでしょう。
せめて最低限の装備は準備しておかないと寒すぎて楽しさどころではありません。
いえ、それどころか健康にもよくない結果を招くことになるやもしれません。
本記事では基本的な冬キャンプでの寒さ対策グッズをご紹介していきます。
しっかりと準備をして素敵な冬キャンプを楽しみましょう。
本記事の内容
・冬キャンプのいいところ
・寒さ対策5選

【管理人デブアヒル自己紹介】
西日本中心に夫婦で月一回以上キャンプをしているデュオキャンパーです。時にはソロキャンプも。
お洒落なキャンパーにはなれないけれど、ゆったりと楽しんでいます。
2020年9月から登山再開しました(とは言っても前に一度登っただけの初心者)。
ダイエット目的ですが、新しい趣味に燃えています。
冬キャンプの寒さ対策は万全に 電源なしキャンプ場は特に!
冒頭で冬キャンプの寒さ対策が重要であると言いましたが、実は夏に比べて対策の効果が大きいのが冬キャンプです。
夏はいくら頑張っても暑いです。
ですが、冬の寒さ対策はしっかり行えばかなり快適に過ごせますよ。
ただ、電源のあるなしでできる対策が変わってきますので、本記事では電源なしの場合のお話をさせていただきます。
冬キャンプのいいところ

まずは今後冬キャンプデビューを考えている方に向けて、夏キャンプと比べて冬キャンプのいいところをお伝えします。
1:汗をかかない
これは本当に快適度が変わります!
汗をかくとベタベタするし、匂いも気になるしで特に女性の方には辛いですよね。
いくらシャワーやお風呂があるキャンプ場でも寝ている間にも汗はかきますから。
その点、冬キャンプであれば余程のことがない限り、”汗ダラダラで不快”ということはありません。
2:虫がいない
これがネックでキャンプに踏み出せない方もいらっしゃいますね。
「うちは妻が虫が苦手で」なんてよく聞きます。
冬キャンプはほぼ虫と出会うことがないので、苦手な方にはおすすめなんです。
3:星空が綺麗
冬は空気中に含まれる水蒸気の量が少なくなるため、空の透明度が上がります。
そのため、冬に見る星空は綺麗なのです。
満天の星空の下で焚き火をしながらゆっくりする…冬キャンプでも最高潮の時間ですね。
4:焚き火が楽しい
最近はキャンプブーム=焚き火ブームと言っていいほど、みなさま焚き火をしますね。
ただ夏は気温が高くその上焚き火までしていると非常に暑い思いをしてしまいます。
逆に冬は暖をとることにもなり、楽しく焚き火ができる季節です。
5:人が少ない
最近はキャンプブームの影響で以前に比べれば冬キャンプにも人が増えてきました。
しかし、お子様連れや寒いのが苦手な方もいらっしゃいます。
どうしても他のシーズンよりハードルを感じる方もいるため、キャンプ場も空いていることも多いですよ。
冬キャンプの寒さ対策5選 【電源なしキャンプ場編】

最低限これだけは! 冬キャンプの寒さ対策の基本装備
1:テント

冬キャンプにおけるテント選びで重要なのはスカートがあるかどうかです。
スカートというのは上の写真で地面と接するあたりにあるヒラヒラしてる生地のことで、風の通り抜けを防ぐ効果があります。
テントにもよりますがペグでスカートを固定するための穴がついているものもあります。
スカートがあったほうが中の温度は保たれますので、あった方がいいです。
ただ、服装や寝袋に比べれば個人的には必須項目でもないように思います。
2:服装
冬に半袖半ズボンで過ごしたい方はいらっしゃらないと思いますが、高性能なインナーや重ね着は基本です。
私は冬キャンプでの就寝時はインナーにUNIQLOの超極暖シリーズ、タイツを履いています。
上半身も超極暖とシャツ、フリース、アウターを重ね着です。
寝袋やテント装備が貧弱かつ暖房器具未使用時は、ですが。
このくらいの着込みで0度あたりまではいけます。
3:寝袋
寝袋はその形状タイプや耐寒能力により分類されます。
形状としては封筒型、マミー型(すぐ上に掲載の商品)があります。
マミー型の方が外気の侵入を防ぐのでより寒い環境での使用に向いています。
それとどのくらいの寒さで使用できるのか、に関しては快適使用温度と限界使用温度などで表記されます。
最近はヨーロピアンノーム(EN13537規格)で統一されてはきていますね。
◆ヨーロピアンノーム(EN13537規格)
別名ヨーロピアンスタンダード。各メーカーが独自基準で性能を表現していたが、「それでは性能を比べようがないじゃないか」ということで第三者機関が公平に性能テストを行い評価した規格。
評価は「CONFORT」「LIMIT」「EXTREAM」の3段階で表現される。
・Comfort Limit(快適温度)
一般的な成人女性が寒さを感じることなく、リラックスした体勢で快適に睡眠できる温度域。
・Lower Limit(下限温度)
一般的な成人男性が寝袋の入り口を閉めて中で丸くなり、寒さを感じることなく8時間睡眠できる温度域。
・Extreme Limit(極限温度)
一般的に代謝が低く、寒さに対する耐性が低い成人女性が、寝袋の入り口を閉めて中で膝を抱える程丸くなった状態で6時間まで耐えられる温度域。
私は成人男性ですが、Lower Limitの温度を参考にして取り敢えず問題ないかな、と感じます。
寒がりな方はLower Limitの温度から5℃ほど高めにみておけばいいと思います。
4:マット
冬キャンプの就寝時、寒くて眠れないということもあります。
テントや服装ももちろん重要ですが、「何を敷くか」も重要になってきます。
冷気は地面側からやってくるからです。
とりわけレイアウトやオシャレさに拘らなければ、ダンボール敷いておけばそれなりに防寒能力もあって良いと思っています。
もし、市販品で探すならホームセンターなどで売っているいわゆる「銀マット」を用意しておきましょう。
上から毛布やラグを掛けておけばさらにいいですね。
オシャレ的にも。
アウトドアメーカーからも様々な商品が売られていますので、検討してみてもいいかもです。
硬い床に寝ると体が痛くなったりする方はこだわったものを選んだ方が、快適な就寝が出来ますので。
また、同じ理由でコットを使用して地面から離れた方が寒さは軽減されます。
この辺りは予算とご相談ください。
5:暖房器具
直接的に体を温めてくれる暖房器具も冬キャンプの心強い味方です。
しかし、使用に関しては注意する点も多く自己責任での利用となります。
本記事は電源なしキャンプ場を想定していますので、電気毛布等は使えない場合のお話です。
石油ストーブ
お手軽なので使用している方も多いですが、非常に注意が必要です。
締め切ったテント内では一酸化炭素中毒の可能性があるためです。
無臭の一酸化炭素は気づかない間にテント内に充満します。
もし、使用される際は換気を確保し、一酸化炭素検知器などの利用を徹底しましょう。
DOD(ディーオーディー) キャンプ用一酸化炭素チェッカー何か起きても誰のせいにも出来ません。
自己責任での使用となります。
薪ストーブ
憧れる方も多い薪ストーブ。
使用にはテントの耐熱処理が必要だったりと面倒な点もありますが、非常に暖かく種類によっては中の炎の揺らめきを楽しむこともできます。
もちろん一酸化炭素検知器は必須ですね。
私も妻のお許しが出たら購入予定ですので、その際はレポートいたします。
カセットヒーター
コンロにも使えるガス缶を利用した暖房器具です。
出力は上記の2種類に比べて弱いですが、サイズは小さくなりますのでソロキャンプに向いています。
こちらも狭いテント内での使用はご注意ください。
冬キャンプの寒さ対策 まとめ
今回は電源なしキャンプ場での防寒対策についてご紹介しました。
他にもカイロや湯たんぽなど色々な道具があります。
移動手段、テントの大きさ、人数、費用面などご自身のキャンプスタイルに合わせて適切な準備をしましょう。
寒ささえクリアになれば冬キャンプは夏に比べてうんと快適で楽しいものにできますよ。
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